通常クリームブリュレは卵黄のみ、プリンは全卵で作るのですが、このレシピは卵黄と全卵を絶妙なバランスで配合しているので、ブリュレほどやわらかくなく、プリンより口溶けの良い、両方の間くらいの本当にとろ~んとした舌触りのプリンなんです。
材料も比較的シンプルなので、作りやすいと思いますよ♪
●とろりん濃厚プリン●
<材料> 120mlの容器 約6個分
牛乳・・・300g
生クリーム※1・・・150g
全卵(L)・・・1個分
卵黄(L)・・・2個分
グラニュー糖・・・50g
バニラビーンズ※2・・・3~4㎝程度
※1 生クリームはちょっと・・・という方は、その分を牛乳に置き換えて下さい。ちょっとさっぱりな仕上がりになりますが、それはそれでおいしいと思います。
※2 バニラビーンズがない場合はバニラエッセンスなどでも構いませんが、バニラビーンズを使うと仕上がりの風味が格段に良くなりお店の味に近づきますよー。
[カラメルソース用]
グラニュー糖・・・40g
水・・・大さじ1
熱湯・・・大さじ1
<手順>
[カラメルソースを作る]
① 鍋(厚手の鍋の方が焦げにくい)にグラニュー糖と水を入れて中火にかける。
② グラニュー糖が溶け、泡立って色づいてきたら手早く鍋を回して全体に均一な色になるようにする。
※ポイント※
カラメルソースを作る際には、あまり木べらなどで混ぜないようにすること!混ぜるとその刺激
と振動により砂糖が結晶化し、カラメルにならない場合がある。
③ 程よく焦げたらすぐに火から下ろし、熱湯を入れて手早く混ぜる。(熱湯を入れるとはねることがあるので注意!)
※ポイント※
もしカラメルが固まってしまったら、もう一度弱火にかけ、木べらなどで混ぜながら溶かして下さい。
④ 容器に流し入れる。すぐに容器を回して底に均一に広げるようにすると底全体にキレイに入ります。
このまま固まるまで常温に置いておきます。(急ぐ場合は冷蔵庫で冷やし固めて下さい)
※ポイント※
カラメルがしっかりと固まらない内に卵液を入れたり、お湯を入れ過ぎてゆるいカラメルになって
しまった場合は、卵液の中にカラメルがマーブル状に入り込んでしまうので注意して下さい。
カラメルがゆるくなってしまった場合は少し煮詰めてから使って下さいね。
下の写真のように、傾けても流れてこないくらいしっかり固まればOK!
⑤ バニラビーンズは縦に裂いて、中の種をナイフなどでこそぎ取る。
⑥ 鍋に牛乳、生クリーム、⑤のバニラビーンズをサヤごと入れて火にかける。縁に小さな気泡がついて湯気が上がってきたら火から下ろす。
⑦ ボールに全卵、卵黄、グラニュー糖を入れてホイッパーですり混ぜる。(ぐるぐる、ガシガシ混ぜると泡立つので、ホイッパーを左右に振り切り混ぜるようにしてよく混ぜて下さい)
⑧ ⑥を3~4回に分けて流し入れ、その都度ホイッパーで静かに混ぜ合わせる。
⑨ ⑧を目の細かいこし器(茶こしなどでもOK)で濾し、なめらかにする。
※ポイント※
1人で作業する場合、ホイッパーをこし器の下に入れておくと両手が空くので作業しやすいですよ。
⑩ 型に流し入れ、泡を消す。泡はスプーンなどですくい取ってもいいですが、
食品用の除菌アルコールなどがあれば、シュッと霧をふくと一瞬にして消えますよ。
レードルで入れるとボタボタこぼれる!という方は、計量カップなどに移して流し入れると楽チンです。
⑪ バットに布巾やキッチンペーパーなどを敷き込み(こうすることで型がズレたり振動したりするのを防ぎ、『鬆(す)』が入りにくくなります)、その上にプリンを並べる。
バットを天板に乗せ、バットの高さの2/3くらいまで熱湯を注ぎ入れる。
※ポイント※
この時、プリンを1つ除けてそこのスペースにお湯を注ぎ入れるとプリンの中にお湯が入ってしまう
失敗を防げますよ。お湯を注いだら除けておいたプリンを入れてあげましょう。
はい、これで湯煎(ゆせん)焼きの準備完了です。
⑫ アルミホイルをかぶせ、160℃に余熱しておいたオーブンに入れて35~40分湯煎焼きにする。
焼き上がりチェックは、下の写真のように傾けても中の卵液が流れ出てこないようになればOKで
す。
通常の焼きプリンのようにガチッとは固まらないので、くれぐれも焼き過ぎには注意!
⑬ 粗熱が取れれば冷蔵庫に入れ、よーく冷やして召し上がれー。
すくい上げ写真がうまく撮れなかったのですが、こんな感じのとろんとした仕上がりです。
ラッピングしてお土産にしても喜ばれると思いますよ。
食欲の落ちがちな夏場にもぴったりのおやつです(*^_^*)
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